認知症でリモコンが見つからない時の3つの対策グッズ|フック・収納・タグ

認知症でリモコンをなくす理由と3つの対策グッズ|専門家の情報から
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「またリモコンがない」と、何度も一緒に探して疲れてしまうことはありませんか。この記事では、認知症で物をなくしたと感じる背景と、リモコンフック・卓上収納・紛失防止タグの3つの対策を整理します。本人が使いやすい置き方を考え、探す負担を減らすための参考にしてください。

本記事は医療・介護関連機関とメーカーの情報をもとに整理しています。筆者の家族の体験談や実機検証ではありません。グッズは認知症を治療するものではなく、効果や使いやすさは本人の状態・環境で異なります。

目次

認知症でリモコンをなくしたと感じる理由

認知症では、置いた場所や、しまった出来事を思い出せないことがあります。本人にとっては大切な物が突然なくなったように感じられ、不安や混乱につながる場合もあります。

ただし、リモコンをなくすことだけで認知症とは判断できません。国立長寿医療研究センターも、もの忘れがあれば必ず認知症というわけではないと説明しています。実際に物が移動している可能性も確認し、本人の訴えを最初から思い違いと決めつけないことが大切です。

出典:国立長寿医療研究センター「もの忘れと認知症」、すまいるナビゲーター「物盗られ妄想」

リモコンの紛失対策に使える3つのグッズ

「戻す場所を決めるもの」と「見当たらなくなった後に探すもの」では役割が違います。すべてを買いそろえる必要はありません。まず家にあるトレーなどで置き場所を試し、本人の使い方に合う方法を選びましょう。

リモコンフック:戻す場所を決める

壁面や家具の側面などに受け台を取り付け、リモコン側のフックを掛けて収納する方法です。いつも座る場所から手が届き、目に入りやすい位置を本人と一緒に考えます。

具体的な候補は、清和産業の「くりぴたリモコンフックセット品・2組入り(SRCH-02)」です。受け台とリモコン側フックがそろっており、メーカー販売ページの耐荷重は300gです。初めて購入する場合は、受け台だけ・フックだけの補充品と間違えないよう確認してください。

  • 取付面:平らで光沢のある面など、メーカーが指定する材質に使用します。凹凸面・曲面・ざらざらした面などは対象外です。
  • 壁紙:メーカーはビニル製壁紙への取付時にホッチキス固定を推奨しています。下地や取付方法を確認し、賃貸住宅などでは壁を傷めないかも検討してください。
  • リモコン:電池を入れた重さ、背面の形状、電池蓋を開けられるかを確認します。

これはリモコンを持ち出せなくする固定具ではありません。取り外して使い、戻す収納です。フックに戻す操作が難しい場合や、本人が嫌がる場合は無理に続けず、置くだけの収納を試しましょう。

製品情報:清和産業公式「くりぴたリモコンフック」。耐荷重・取付条件は下記メーカー楽天市場店の商品説明も参照。仕様確認日:2026年9月24日。

卓上収納:置くだけで戻せる場所を作る

壁への取り付けやフックへの差し込みが負担になる場合は、浅いトレーやリモコンラックを候補にできます。家にある物で試すなら、リモコンが収まり、出し入れしやすい大きさを選んでください。

置き場所を分かりやすくする工夫として、リモコン専用にし、ほかの小物を詰め込まない方法を提案します。文字やリモコンの写真を目印にする場合も、本人に伝わるかを確認しましょう。収納を用意しただけで必ず戻せるようになるわけではありません。

市販品には、山崎実業の「リモコンラック リン」などがあります。購入する場合は外寸だけでなく、実際のリモコンが入り、手に取りやすいかを確認してください。

商品例:山崎実業公式「リモコンラック リン」。上記の置き方は編集上の提案で、製品の認知症への効果を示すものではありません。

紛失防止タグ:見当たらないときに音で探す

スマートフォンから音を鳴らせるタグをリモコンに取り付け、探す手掛かりにする方法もあります。例えばサンワサプライは、Appleの「探す」アプリに対応し、音を出せるスマートトラッカー400-KF001を紹介しています。

ただし、対応スマホや音を鳴らせる条件、電池管理、取り付け方は製品ごとに異なります。離れた家族がどこからでも必ず音を鳴らせる、部屋の中の位置を正確に特定できる、という機能ではありません。購入前に誰が探す操作をするのかを決め、通信条件を確認してください。

タグを付けることで持ちにくくならないか、ボタンや赤外線の送信部をふさがないかも確認します。小さな部品や電池を外して口に入れるおそれがある場合は、使用を避けるなど本人の状態に合わせて判断してください。

製品の機能例:サンワサプライ発表「Apple純正アプリの『探す』に対応した紛失防止タグ」。機能例としての紹介で、現在の販売状況や本記事での取付検証を示すものではありません。

グッズを導入するときの保管・操作の工夫

最初から家中の収納を変えず、テレビのリモコン一つから試す方法を提案します。家族に便利な場所より、本人が普段手を伸ばす場所を優先し、置く・取る・操作する流れを確認しましょう。

  • 本人と一緒に置き場所を決め、家族も勝手に移動させない
  • うまく戻せないときは責めず、場所や収納方法を見直す
  • フックの緩みやタグの電池切れなどを家族が定期的に確認する
  • 同じ場所でよく見つかるなら、探す際の確認場所として家族で共有する

不要なボタンを隠すカバーは、紛失対策とは別に、操作を分かりやすくするための工夫です。リモコンが見つかっても使い方に困る場合は、次の記事をご覧ください。

「なくなった」「盗られた」と言われたとき

物が見つからない不安から「誰かに盗られた」と感じる場合があります。頭ごなしに否定せず、本人が困っている気持ちに目を向けることが大切です。「見つからなくて心配だね。一緒に探してみよう」と声をかける方法があります。

事実と異なる話に同意して犯人を決める必要はありません。一方で、認知症があるという理由だけで実際の紛失や盗難を否定せず、周囲の状況も確認してください。

参考:アズハイム「認知症の方が物を隠す行動の原因と対応」、すまいるナビゲーター「物盗られ妄想」

電話では、確認する場所を一つずつ伝える

離れて暮らしている場合は、普段の置き場所から一つずつ確認する方法を提案します。「いつものテーブルのトレーを見てみよう」と伝え、確認できてから次の場所へ進みます。それだけで解決できない場合もあるため、電話での対応を続けることが本人や家族の負担になっていないかも考えましょう。

不安や家族の負担が続くなら相談する

探しているうちに興奮が強まる場合は、別の話題に変えるなど、一度落ち着く時間を取る対応も紹介されています。生活への影響や家族の負担が大きい場合は、かかりつけ医やケアマネジャー、地域包括支援センターに相談してください。家族だけで毎回解決しなければならないわけではありません。

参考:アズハイムの解説、NPO法人となりのかいご「探し物を繰り返す親にどう対応するべきか?」

まとめ

戻す場所を決めるならフックや卓上収納、見当たらない物を探す補助には紛失防止タグが候補です。グッズの数を増やすより、本人が無理なく使えるかを確認しましょう。

「なくなった」という訴えには、実際の状況を確認しながら不安に寄り添うことが大切です。対応がつらい場合は、専門職や相談窓口を頼ってください。

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